2014年 11月 24日
JIA長野県クラブ代表として |
山口康憲
4月19日の通常総会でJIA長野県クラブ代表に選任されてから約半年が経過しました。
川上前代表が1期で退任されるという事態に私は大変戸惑っていますが、
諸先輩方が長い間築き上げてきた長野県クラブの伝統を尊重•踏襲し、
川上前代表が打ち出した“具体的な活動で地域社会に貢献する
JIA”を更に押し進めて行く所存です。
会員の皆さんと一緒に議論し、試行錯誤を重ねながら
これからの長野県クラブ像を模索していきたいと考えています。
昨年度までの7つの委員会を今年度は5委員会に再編しました。
委員会の持つ役割を明確にし、またコンパクトにすることで
委員会の活動を活性化•深化させ、夫々の事業に
一人でも多く参加できる環境を整えることを意図しました。
総務委員会は具体的な担当事業はありませんが、
他の委員会の事業の把握と助言及び横のつながり、調整を行います。
また支部•本部からの活動•依頼への連携、
その時々に発生する問題に対して行政や外部機関への対応と
担当委員会への船渡しを行います。
また、財務の管理、会員の増強及び業務環境改善への取組み等
会の運営を司る委員会です。
広報委員会はクラブ活動の広報全般を扱います。
事業の大きな柱の1つは年4回の建築家通信の発行です。
JIAは昨年度から公益法人になりましたが、
会報も会の活動の報告だけでなく、
公益的な内容に徐々に移行すべく努力しています。
とりあえず今年度からは当会と関わりのある著名な建築家に巻頭分を依頼し、
また他会や団体の活動も紹介しています。
HPの活発な更新•整備•運用も大きな課題です。
会員の皆さんの情報提供をお願いする次第です。
出版事業は昨年度からオフィスエムさんの手に委ねられていますが、
今年も当委員会の積極的な協力で出版されますので
期待してお待ちいただきたいと思います。
交流委員会は昨年までの会員委員会から名称を改めました。
会員同士の連携及び交流の促進を計り、
資質の向上に寄与する活動を行う委員会です。
交流と名称を改めたのは、今までの会員同士の内向きの活動に留まることなく、
地域社会や行政•他団体と活動を共有•協力するという
広い意味での交流活動に繋げて行きたいという願いをそこに込めたからです。
また、JIAは災害被災地復興支援活動を公益活動の柱の1つとして推進していますが、
当委員会が受け皿になります。
事業委員会は昨年までと同様、活動を通じての
地域への情報発信と支部及び他地域会の事業への連携•協力を行います。
具体的には今年度第9回となる建築祭の企画•開催と
県外の学生卒業設計コンクール及び支部アーキテクツガーデンへの協力です。
建築祭を通じて松本市美術館とは良好な関係を築いていますが、
これは地元の会員の長年の努力と当委員会の実績によるもので
長野県クラブの誇りとするところです。
これを良い手本として徐々に他の地域にも広げて行きたいものです。
まちづくり委員会は昨年度までの地域材活性化委員会と合併し、
名称はまちづくり委員会としました。
当委員会は長い歴史があり私も委員の経験がありますが、
ここ数年は委員長さん達の努力にも拘らず、
私には従来のまちなみウォッチングが行き詰まっているように見受けられました。
そこで、川上前代表が推進した具体的な地域貢献活動としての
県産材を使った年間200棟の住宅の建設の運動を取り込むことで
新しいまちづくりの視点が生まれるのではないかと期待しました。
私の強引な提案でもあり現在暗中模索の感がありますが、
今年度は夏と冬のセミナーの活動として行っています。
12月6、7日の冬のセミナーは当会初の県外の視察研修になります。
多くの会員の皆さんの参加を期待しています。
このように総務を除く4委員会は公益法人としての
我々の活動を地域社会に発信する役割を担っています。
会員の皆さんには少なくとも1つの委員会には所属していただいていますが、
活動に参加することで我々が暮らす地域社会に貢献し、
それを積み重ねて行くことが「専業の職能」への
理解に繋がって行くものと確信しています。
クラブ活動への積極的な参加をお願いします。
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by jia-nagano-kaityo
| 2014-11-24 11:25
| 代表のひとりごと